夏の灯油代「湯船vsシャワー」どっちがお得?

「夏は暑いし、お風呂はシャワーだけでサッと済ませよう!」
そう考えている方は多いのではないでしょうか?

「シャワーのほうが、お湯を溜めるより灯油代が浮いて節約になるはず」と思い込みがちですが・・・
実はこれ、家族の人数や使い方によっては、逆に大損している可能性があるのをご存知ですか?

今回は、夏の水道水温や灯油ボイラーの燃焼効率から弾き出した「リアルな灯油代」を徹底比較!
湯船とシャワー、どちらが本当にお得なのかの“境界線”を分かりやすく解説します。

浴槽

夏の灯油代はいくら?「湯船vsシャワー」コスト比較表

まずは、一番気になる「1回あたりの灯油代」を具体的な数字で見てみましょう。

【計算の条件】

  • 夏の水道水:25℃ ➔ 設定温度:40℃(+15℃ 温める)
  • 灯油価格:1Lあたり110円 / ボイラー熱効率:85%として算出
入浴スタイル使うお湯の量1回あたりの灯油代
お風呂(湯船1杯分)
※何人入っても一律
約200L約29円
シャワー(1人分)
※約10分間使用
約100L約14.5円
シャワー(2人分)
※1人/約10分間使用
約200L約29円

ご覧の通り、実は「2人分の大容量シャワー」と「湯船1杯分」の灯油代は、ほぼ同じ(約29円)になります。

【結論】

  • 1人〜2人世帯なら: シャワーのほうがお得!
  • 3人以上の世帯なら: 湯船にお湯を溜めたほうがお得!
湯船

「シャワー派」が逆に損してしまう3つの落とし穴

「うちは2人暮らしだからシャワー一択!」と思った方も、まだ油断はできません。
夏場にシャワー代が跳ね上がる「3つの落とし穴」をご紹介します。

① シャワーの時間が「10分以上」の人がいる

シャワーは1分間に約10Lのお湯が流れます。もし家族の中に「15分〜20分くらい出しっぱなしで浴びる」という人が1人でもいる場合、それだけで湯船1杯分(200L)に匹敵するお湯を消費してしまいます。

② 1日に何度もシャワーを浴びる

「朝起きてすっきりしたいから」「帰宅して汗をかいたから」と、1日2回シャワーを浴びる人がいる場合、人数カウントは「2倍」になります。回数が増えるなら、湯船を1回溜めておいて、各自がサッと掛け湯で済ませるほうが安上がりです。

③ 「ぬるいお湯が出ない」からと出しっぱなしにする

夏の灯油ボイラーあるあるですが、ボイラーのパワーが強すぎて「設定温度を下げてもお湯が熱すぎる」という現象が起きがちです。このとき、お湯をぬるくしようとしてシャワーの量を少なく絞ると、さらに熱くなってしまいます。温度調節に手こずって出しっぱなしにする時間が長引くのも、灯油代悪化の原因です。

シャワー

夏こそおすすめ!「39℃のぬる湯入浴」で夏バテ予防

コスト面だけでなく、健康面から見ても夏の「湯船」には大きなメリットがあります。

夏に41℃以上の熱いお湯に浸かると、お風呂上がりに汗が止まらなくなり寝苦しくなりますが、「38℃〜39℃のぬるめのお湯に10〜15分浸かる」のは非常におすすめです!!

自律神経(副交感神経)が優位になり、冷房で冷え切った体が芯から温まるため、驚くほど寝つきが良くなります。夏バテや熱中症対策としても、週に数回は湯船にお湯を溜める価値は十分にありますよ。

給湯器パネル

【まとめ】

夏の灯油代を賢く抑えるためのポイントをまとめます。

  • 1〜2人ならシャワーがお得。ただし出しっぱなし(10分以上)には要注意!
  • 3人以上の家族なら、お湯を溜めてみんなでシェアするのが一番の節約!
  • シャワー派は、こまめに手元スイッチで止める習慣を。

思い込みをなくして、我が家にぴったりの入浴スタイルを見つけてみてください。